失っていたものを取り戻した武者修行 | 武者修行プログラム™

失っていたものを取り戻した武者修行

  • 神戸大河
  • 東北大学
  • 2022春

人生で初めて直感に従うべきだと思った

工学部で毎日勉強して、なんとなく院進するだろうと考えていた2年生の春休み。「変態」という文字がインスタのストーリーで突然流れてきました。そこそこ器用にこなせるけど、「じゃあ何ができるの」って聞かれたときに何も言い返せない状態。自分という存在に対して、自分自身が本心から価値を与えられてなかったのだと思います。そんな時に武者修行に出会いました。言葉では言い表せないこの現状を変えたい、そんな一心でプログラムに臨みました。

 

 

失っていたものを取り戻す

武者修行を通して、自分の感情・心を再発見しました。以前は、自分のエモーショナルな部分を表に出さない性格でした。心と体が分かれて動くというような状態になっていたのです。そんなときに、ファシリテーターの「変に大人になったよね」という言葉が、自分の変態スイッチを押しました。まさか武者修行中に涙を流すとは思っていませんでした。自分の失敗に泣いて、現状に葛藤して、チームの成功に喜んで、本当に様々な感情に出会いました。悲しいときも嬉しいときも、心が爆発するくらい一気に感情があふれ出てきたのです。そんなときに、自分の心が自分の体に乗り込んで、心から本気になっていることに気がつきました。最後に振り返ったときには、清々しい気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

武者に行ってない自分を想像するのが怖い

2週間の日々をきっかけに、自分の感情・行動に向き合うようになりました。あの瞬間が、自分のやりたいことについて真剣に考えるきっかけを与えてくれました。「自分の未来は自分で決める」の重要性を心から感じています。今は、全力で就活に向き合うとともに、自分の強みを発揮できる場を探しています。武者修行に行ってなかったら、きっと流れに任せて大学院に進学したと思います。そんな未来でなく、自分の意思を持ってやりたいと思える未来を創っていこうと思えるようになりました。

 

 

自分に心からの自信をつけてほしい

なんとなく自覚してる自分の弱み・嫌いなところを隠しながら生きていくのは簡単だと思います。できない・やらない言い訳を探すのも簡単だと思います。でも、じゃあそれにいつ向き合うのか、それをいつ克服するのか。一度考えてみてほしいです。武者修行に行ったら、周りには同じ想いを持つ仲間がたくさんいます。きっと、それを認めて尊重してくれる最高の仲間が待ってます。まずは説明会に参加してみませんか。自分と向き合うってほんとに苦しいけど、素晴らしく素敵なことですよ。

 

 

実情と向き合うこと

大学では、土木や景観の観点からまちづくりを学んでいます。例えば授業の中で、「シャッター商店街のオーナーは、わざと店を閉めてるんだよ」と話を受けました。武者修行中では、オーナーの方に空き店舗貸し出しの交渉を試みましたが、結果として失敗に終わりました。自分たちの力不足と言えばそこまでかも知れませんが、地域内での熱量差や未来の不透明性から地方創生の難しさを感じました。しかし、言い換えれば理論と実践が繋がり、日本の問題を文字通り体感した瞬間となりました。学校で企画を立てるにとどまらず、自分の目で現状を見て肌で感じることで、その問題の本質を掴むことができると思います。あなたの思いを本気の現地の方にぶつけてみることで、考えがより洗練されるのではないでしょうか。