地方学生が海外インターンに参加してみた話
- 村上瞭
- 尾道市立大学
- 2016年夏

参加したきっかけ
就活でつけられた学歴メガネ
僕は大学四年生で、就職活動を終えて感じたことがあった。
それは自分の学歴に自信がなく、人の学歴を聞く事に恐れを抱いていたこと。
集団面接では、人をネームバリューで判断してしまう本当にちっぽけな人間なのだと痛感した。では、なぜネームバリューで判断してしまうのか。
その答えはおそらく自分がこれまで経験してきたことに対して胸を張れることがなかったからだと思う。
だから周りと自分の得意分野関係なく「学歴」っていう物差し一つで測ってしまう。つまり人と比較する尺度を学歴以外に持っていないということに気付いた。
海外インターン”武者修行プログラム”との出会い
そんなことを思い始めたとき、就職が決まった会社の同期に誘われたのが武者修行プログラム。
ビジネスインターン?英語でプレゼン?ベトナム?ホイアン?
動画や友人からの話を聞いただけではとても自分なんかが通用するようなインターンシップではないと感じた。
だがもし、こんな想像もできないようなインターンを修了したときに就活で感じた自分のモヤモヤがきっと晴れるのではないか、
保証はなかったが、何となくそんな気がして参加を決意した。
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ビジネスの壁を乗り越えた後の景色
企画が通らず、自信喪失
参加が決まった一か月ほど後に、日本でチームメンバーとある程度企画を練った後、ついにベトナムでの研修が始まった。現地調査を経て中間プレゼンを終えて、オーナーからいただいた一言予想外の言葉。「顧客の気持ちを全く分かっていない。この商品が売れる見込みがない」あっけない幕切れ。もう何も思い浮かばない。そもそも自分たちに商品を企画する事なんてできるのだろうか。日本で完璧だと思って練った計画は現地では全く通用しないものだと分かり一気に自信を失った。
仲間がいると気づいたから、結果が出せた
しかし、ファシリテーター陣との面談で自分は一人で戦っているんじゃない、チームで戦っているんだということに気付かされた。
1人では決して乗り越えることができない無理難題をチームだからこそぶち破れる。
無駄な責任感は必要ない。
心に刺さる言葉をたくさんいただいたファシリテーター陣の方々。
そして、それに対して真剣にぶつかり合ってくれたチームメンバー。すべてがプラスになって最終日まで全力でエンジンを切らすことなく走り続けることができた。
そして最終的な結果は僕らのチームが開発した新商品は採用という形で、日本に帰った後も継続して販売が決定。
「結果」を出せた時は感じたことのないところから鳥肌が立つような達成感だった。
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多様性とは
まったく違う個性の4人が集まるチームで気づいたこと
僕らのチーム「ALOHA」は全く個性の違う4人チーム。色とりどりの野菜で彩ったサラダのようなチームだった。
人はそれぞれ違うから認め合って生きていこう、そんなことはわかっていた。でも武者修行プログラムはそれを過信だと気付かされる。人はそれぞれ違うことはわかってもそれを認めることがどれだけ難しいか、大学のサークルみたいに仲のいいもの同士がお互いの好きなことしかしない組織では生まれてこない感情が次々と湧き上がる。
相手の好きな所、いい所ばかり見てたんじゃチームは機能しなくなる。本当に相手のことを、チームのことを考えているからこそ、ダメなとことか直したほうがいいと感じたことはしっかり指摘する。そんな関係作りが最も重要なことで、うまくいくビジネスだって、チームビルディング一つで呆気なく崩れてしまうんだ
って身に染みて感じることができた。
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海外インターンに参加した後
学歴メガネがなくなった
武者修行プログラムから帰ってきた後、学歴という物差しで人を測ることがなくなった。だって関係なかったから。武者修行プログラムで学歴なんか関係なく「リョー」という一人の人間の話を真剣に聞いてくれる奴らと出会えたから。
武者修行プログラムで出会えた仲間は一生の財産だと思う。ビジネスに学歴は関係なくて必要なのは
「お前と働きたい!」と思わせられるような人間かどうか。どうせ自分なんかが、と思っている学生も、いい環境下にいながらくすぶってる学生もここで修行してみてほしい。
そうすればきっと将来、社会のハグルマではなくエンジンになれる。
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