ビジネスに興味のない私が武者修行に参加した話
- 設樂萌子
- 上智大学
- 2016年夏

参加への動機
「自分を変えたい!」誰もがそう思うのではないか。
私は大学生になって自分に対して物足りなさを感じることが多くあった。
大学・学生団体で出会った先輩・友達など、出会った人たちのスペックの高さに圧倒されて、自分は「できない」と決めつけてしまっていたのかもしれない。
そんな時にこの武者修行プログラムの宣伝内容がFacebookのイベントページに送られてきた。
「君の変態を支援」と書かれた、なかなかインパクトのあるキャッチフレーズに惹かれて
ここでなら「自分が変わる、自分に自信をつける機会がある」と確信した。
直感で感じたことだったけれども、何かアクションを起こさなければ後悔しそうな気がして、私はこの武者修行プログラムへの参加を決意した。
“出会い”が自分を変える
「人と人とが出会う確率は宇宙の惑星がトイレの穴の中に入るのと同じくらいの可能性なんだよ。」
ファシリーテーター(プログラム中のコーチ)の方が言っていたこと。
私はこの言葉を聞いて、今までに出会ってきた人々が自分に何かしらの影響を与えてくれたのだと感じた。
将来の夢を決めたきっかけ、受験を決意したきっかけ
そのきっかけのために動くのは自分だけれども、
そのための勇気とか希望とかを与えてくれたのはそういった“出会い”が支えてくれているのではないかと。
そして今年の夏に武者修行プログラムを通じて、私は“出会い”が自分を変えるということをさらに確信した。
今回私はベトナムのお土産屋さん『COOL JAPAN IN HOIAN』で商品開発をした。
チームビルディングの重要性について和也さんはよく言っていたが、
実際私はチームメイトから影響されたことで、今まで以上に積極的な姿を見せることができた。
今までの自分の消極的で内気な部分が全くなく驚くと同時に、
こんな自分がいたのだという新たな発見も多くすることができた。
チームの良さがビジネス以外にも重要なのだと感じた瞬間だった。
自分のことを伝えることの大切さ
私は今まで人前で話している時の自分と自分の思っている心のうちにギャップを感じていた。
本当の自分を認めてもらえないのではないか、そんな自分の姿がとてもカッコ悪いのではないかと
人に正直に話すことにいつの間にかバリアを張ってしまっていた。
しかし武者修行中、私は知らず知らずのうちに今まで否定してきた自分を肯定している自分に出会った。
チームビルディングをする上で私はメンバーにいろんなことを話せるようになった。
ビジネスのことだけでなく、今までの悩みとか将来のことなど。
正直に話したことで、相手からもらえる言葉やフィードバックの重要性に気づけた。
正直な自分を出すことは決して恥ずかしいことではないし、
カッコ悪いことでもない、
むしろ話さないことの方が損をするし、もったいないことなのだと感じさせられた。
最後に
武者修行に参加を決めた時、正直自分は全くビジネスに興味がなかった。
帰国した今でも正直私がそちらの方面に進むとは思っていない。
ただ、武者修行をすることで得られることはビジネスの能力だけではないし、
人によって得られるものは違ってくるのではないか。
私はこんなにも嬉しくて、そして悔しくて、笑って、泣いた2週間を過ごしたことは今までになかったと思う。
武者修行で経験を積むことは今の私たち大学生の特権だと思って是非参加してほしい。