圧倒的成長を求めるあなたへ
- 本間静花
- 岡山大学
- 2016年夏

20歳、忘れられない夏になった。
サークル、バイト、勉強、遊び、という平凡すぎる大学生活を過ごしてきたことに違和感を覚え
このままの生活に対する焦りと怖さと後悔に襲われていた。
せっかくの夏休みを有意義に使って何かに全力で取り組みたいと思い、
必死にネットで面白そうなことやインターンを探した。
そこでたまたまで見つけたのが「武者修行プログラム」
見た瞬間「これだ!」と確信した。
PVで過去の武者修行生が泣いたり笑ったりしているのを見て、
この経験をしたい、チャンスは絶対逃してはいけないと思った。
正直、ビジネスとかベトナムとか、変態とかピンと来ないワードばかりだったが、
とにかくこの武者修行を通して強い女になりたいと思えたから、そんなの関係なかった。
漠然としているけど、経験を積み、様々な力をつけた強い女になることが私の一年の目標だったから。
ファシリテーターの存在の大きさ
しかし、実際にベトナムで活動していくと、いろんな壁にぶち当たった。
企画自体も本当に効果が見込めるか、日本要素を取り入れているのかなどを考えていくと、
軸がずれてしまい、何度PDCAを回したか覚えていないほど苦労した。
チームメートそれぞれの性格が違いすぎて辛くなることがあった。他のチームが心底羨ましくなる時もあった。
そんな時にファシリテーター(プログラム中のコーチ)の方から言われたアドバイスを実践すると、
信じられないほどチームの雰囲気が変わった。
一人一人が自分の気持ちを最後まで話し切る
など当たり前だけど出来ていなかったことを意識すると、
一気に歯車がかみ合い、お互いを信頼し本音で話せるようになった。
企画の実行がうまくいかず苦労もしたが、
チームでくだらない事で笑ったり、ご飯を食べたり、みんなと一緒に一つの目標に向かって頑張れていることが純粋に楽しかった。
結果は残念ながらついてこなかったけど、後からファシリテーターの方が
「このチームの【チームとしての学び】は優勝だね。この四人が一つのチームでよかったね」
と声をかけてくれて、本気で取り組んでぶつかって、悩みながらも走り続けてよかったと思えた。
武者修行を振り返ると
人を頼ること、役割分担の大切さや、ビジネスの厳しさ、難しさ
余裕を持って行動すること、とりあえずやってみること、限界は越えられること
挙げたらきりがないくらい大事なことを学んだ。
自分と向き合うことができた。一生付き合う信頼できる仲間と大人が全国にできた。自信がついた。
もうどこに行っても、誰とチームになっても乗り越えられる力がついた。
日本では得られない感情を持ち、経験をして力と自信はつき、参加前の目標でもあった強い女に近づいたと思う。
日本に帰ってきてからも学んだことを忘れずに実践している。自分の課題も見つかったのでそれを克服しようとPDCAを回している。
直感を信じて飛び込んでみてよかったし、もし参加していなかったら、ということを考えると怖いくらい。
武者修行との出会いは偶然であり必然だったのかもしれないとも思っている。
全国の大学生にこのプログラムをお勧めしたい。絶対に後悔しない。
どんな学生でも今すぐ参加するべきだ。世界が変わる。自分が変わる。
大げさじゃなくて、本当に。一生忘れない二週間になる。