向き合い、一歩踏み出すきっかけ | 武者修行プログラム™

向き合い、一歩踏み出すきっかけ

  • 山室佳奨
  • 神戸大学
  • 2022春

高校生のとき兄が武者修行に行き、勧められたことで武者修行を知りました。そのときはあまり気にしていませんでしたが、大学に入ってから、打ち込むものがなくなったことによる物足りなさや、将来に対して漠然とした不安を持つようになりました。将来のことについて先送りにしているなと感じ、ずっと頭の片隅にあった武者修行の話を聞いてみようと思いました。話を聞き、自分の人生について考えていくうちに、「現状を変え、後悔しない生き方をしたい」と強く思いました。また、将来のことを考えるとビジネスも経験したいし、打ち込める自分になりたいと思いもあり、「武者修行なら何かのきっかけになるのではないか?」と感じ、参加しました。

 

 

いろいろな学びがありましたが、一番大きいのは「向き合う姿勢」でした。以前の自分は、斜に構えている感じで、勝手に自分の中でラベルを張るように決めつけたり、傷つきたくなくて心の中で壁をつくってやらなかったりしていました。本当のところ、何も信じていないという感じでした。実際、プログラム序盤では企画に対してもチームメイトに対しても100%向き合えていない状態でした。しかし、企画を進めていく中でそんな自分に対してファシリテーターやチームメイトたちが本音をぶつけてくれ、気づかせてくれました。そして、みんなが正面から向き合ってくれているのにも関わらず、向き合えていない自分に対してふがいなさを感じました。そして、そこからは「なぜできなかったのか?」と考え、自分や、チーム、企画と向き合い、走り続けました。その結果、人を信じられるようになったり、自己完結せずフラットに考えられ、腰が軽くなったりしました。それは周りが自分を心から受け止めてくれ、失敗するかもしれない怖さと向き合いながらビジネスをしたからだと思っています。

 

 

自分の気持ちに正直に行動するようになりました。自分の中で人生の軸ができ、いろいろなことに打ち込んだり触れたりするようになりました。現在は、長期インターンを始めたり、留学や将来のことについて真剣に考え始めたりして、わくわくしながら生活しています。長期インターンでは、武者修行でのビジネス経験や、失敗を恐れずどんどんチャレンジしていく姿勢が活きています。また、いろいろな刺激があり、視野も広がっています。もし武者修行に参加していなければ、今も同じように物足りなさをかかえてなんとなく時間を費やしている生活だったかもしれません。

 

 

武者修行は自分からチャレンジする場所です。受け身では得られるものは少ないですが、主体的に動くことでいくらでも学びや経験があります。そして、成長するための環境はこれ以上ないほど整っています。何か現状を変えたい、将来のためによりよくしたいと思うのであれば、一歩踏み出してみてください。その一歩が自分の人生を変えるきっかけになるかもしれません。ぜひ説明会に行って参加者と会話してきてください。

 

 

 

商店街のある店舗の売り上げを上げることをテーマに企画を始めていくと、自然とその地域特有の状況がみえていきました。自分たちがしたいと思うものだけでなく、その地域や店の状況をしっかりと把握したうえでお店の人や地域の人、観光客の考えや想いを組み込んでいくことが必要になってきます。直接かかわっていく中で、協力してくださる方々の応援や、やさしさなどの、様々な感情を感じることができ、次第に愛着や、当事者意識が芽生え、「自分たちがこの地域やお店に対して何ができるか・何が残せるか?」を考えられるようになりました。企画を実施していくとき、お客さんの生の声や、喜んでいるところをみることができたのは、間違いなく実際にやったからであり、地方ならではのよさでもあると感じます。ビジネスの楽しさに触れることができたと思います。

また、二週間現地で活動していく中で、知らなかった魅力にたくさん触れることができ、好きになりました。武者に行った後いろいろな場所に知らない魅力があるのではないかなと思い、どんどん知りたくなり今全国旅と海外に行くことを考えています。