武者修行に参加した理由

武者修行に参加した理由は、とてもシンプルなものでした。それは、「色々な人と喋りたかった」から。私は、コロナ禍真っ只中で大学に入学し、約2年間をほとんどオンライン授業で過ごしました。こうした状況下では、交流を深められるはずもなく、参加直前、つまり大学3年目になって振り返ったとき、大学に入ってからできた友人は、サークルで出会った十数人だけでした。せっかく上京してまで大学に入ったのに、全くコミュニティを広げられていないことを、すごくさみしいと感じたのです。加えて、就職活動を間近に控える中、自身の画一化された価値観に疑問を感じていました。世間的に大企業と言われる企業に入り、高い給料や安定を求めることが正義である、という周囲の雰囲気に、私はどうしても納得できませんでした。このような悩みを抱えていた中、ふと武者修行の広告が目にとまり、地方創生に興味を抱いていたことも相まって、直感的に「これだ！」と思いました。絶対に今まで出会ったことのないような人たちに出会える。そう期待して参加を決めましたが、この時の判断は間違っていなかったと、今自信を持って言えます。

ビジネスの本質とは？

このように、シンプルな理由で参加した武者修行でしたが、非常に多くのことを学ぶことが出来ました。その中で、一番大きな学びとなったのは、「ビジネスの本質＝顧客によりそうこと」です。商学部に通っている私は、それまで利益を出すことが全てだと考えていました。利益を上げるための手段は多く学んできましたが、ビジネスの本質を見失い、テクニックに溺れていました。しかし、ファシリテーターの方から言われた、「利益を上げることは、ビジネスが存続するための手段でしかない」という言葉に、はっとさせられました。この日を境に、私は企画に協力してくれる地元の方への感謝を抱くようになり、「誰かのために結果(利益)を残す」という考え方は、今でも日常的に自分の中で大切にしています。

最高の仲間

上記のように、武者修行では多くのものを学びました。しかし、参加して一番良かったことは何かと聞かれれば、私は「最高の仲間と出会えたこと」と答えます。自分の夢にまっすぐで、でも周りのことを思っていて、私自身になかった価値観を与えてくれる人たち。そんな人たちと一緒にいる時間がすごく楽しかったです。武者修行の2週間が終わった後、すぐにお別れするのがどうしても寂しくて、気づけば行ける人全員で福岡に延泊していました笑。参加から半年経った今でも連絡を取り合っていて、一生モノの、最高の仲間が出来たと思っています。

参加を迷っている人へ

武者修行が気になっているそこのあなた。別に参加する理由は何でもいいと思ってます。実際、私自身が大した動機があるわけでもありませんでした。しかし、一歩踏み出してみたら、参加前の自分の想像を遥かに超える多くの学びが得られました。迷ったら、まずは説明会から是非参加してみて欲しい！これが私の願いです。