何も考えず生きてきた人生から変わるために | 武者修行プログラム™

何も考えず生きてきた人生から変わるために

  • 野村響介
  • 東京理科大学
  • 2022夏

何も考えず生きてきた大学生活

僕は武者修行プログラムに参加する前は、ただ何も考えず、何も挑戦しない大学生活を送っていました。高校生の頃こそは海外に行って様々な交流活動をしたり、学校行事に力を入れたりと充実した生活をしていましたが、大学に入るや否や、友達やバイトの人たちとただ遊ぶ事しか考えなくなり、その意識の高さはすっかり失われていました。そんな大学2年の夏に、この有り様に見かねた父は僕に何か挑戦をしてほしいと思うようになり、知り合いから紹介してもらった武者修行プログラムに申し込むことにしました。最初はあまり行く気ではなかったが、説明会を聞いて自分のこの現状に疑問を持つようになり、リアルなビジネスプログラムを通して、この現状を打開するためにチャレンジをして、新しい自分に変わっていこうと思うようになり、参加を決意しました。

想定外の困難と向き合い、そして成長する

武者修行中は思いもよらない困難ばかりで、常に「どう乗り越えるか」を考える日々でした。僕は琴平にある「中野うどん学校」という所で新しい商品、マーケティングを開発するというミッションでした。中野うどん学校ではうどん以外にも様々な商品を開発しており、特にその中でも、「おいりソフトクリーム」という、香川の名物「おいり」を使ったスイーツは大人気です。僕らのチームとしても、新たな名物となる商品をつくりたいということで、「様々な香川名物を載せた食品」をテーマに企画を作り続けました。しかし中間発表までにできた案はとても画期的とはほど遠く、ビジネスファシリテーターの方からも、厳しいフィードバックをもらってしまいました。そこでチームのみんなでそれぞれと向き合いなおすということをすることにしました。それはビジネス以前の話であり、自分のこと、チームのこと、それがまだはっきりと把握しきれてない事が一番の原因だと思ったからです。その時にメンバーの一人が、自分の意見をいうのが怖い、と過去の体験を交えて教えてくれました。昔部活で副部長をしていた時に、部長に意見を言っても聞き入れてもらえず、それをずっと心の中に閉じてしまっていた。でもこの武者修行でそれを変えに来た。だから一緒に手伝ってほしいと伝えてくれました。その思いを打ち明けたくれたのは、すごくうれしかったし、一緒に乗り越えるために全力で手助けしたいと思うようになりました。そうして自分たちの今の想いを正直に打ち明けられると、そこから一気にチームの動きが活発になり、その流れでチーム内でのビジネスの役割を決めようということになりました。自分は企画が得意で、他のメンバーは分析が得意だから、まず自分ができるだけたくさん案を出すから、その案に見込みがあるか、ニーズを満たしているかを分析してもらう、という構図が完成しました。その後にも何回か失敗しましたが、その失敗点を改善策としてしっかり取り込み、それらを集結させ、ニーズ、背景・コンセプト、ビジュアルなど様々なポイントをクリアした商品ができました。最終的には、採用をいただき、チームでも優勝することができました。そこから学んだことは、「失敗は本当に成功のもと」であるということです。失敗はしたくない。それは誰しもが当然思うことです。でも、失敗をすることで「絶対次は同じ間違いはしないように工夫したい!」と考えるようになります。そこからどんどん磨かれていき、最終的に満足のいく結果になるのだと心から感じました。

いま、参加をしようか迷っている人へ

大学生活の中で、自分がやりたいことをとことんできる場所、それが武者修行プログラムだと思う。武者修行プログラムは、君が今チャレンジしたいことを全力で応援してくれる!ビジネス、海外、地方創生、自分を変えていく、理由はなんでもOKです!確かに大変なプログラムではあるけど、それを乗り越えるからこそ、成長するのだと思う。失敗してもいい。それを次につなげられるように工夫するのもチャレンジだと思う。自分も参加する前は何も考えず生きてきた人間だったけど、武者修行でチームのことを考えていくうちに、どんどん考え続けることの重要さを知り、それによって、困難が出てきても改善までのプロセスを考えて乗り越えるということができるようになった。自分もここまで成長できるとは思わなかった。本当にあの時参加して、そして成長できて良かったなと思う。次にどんどん進んでいけるような自分になるために、ぜひ一度、参加してみてはいかがでしょうか!