コクヨに事業提案200人にアンケート | 武者修行プログラム™

コクヨに事業提案200人にアンケート

  • 藤井貴章
  • 中央大学
  • 2014年春

海外就職を体験したかった

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前々から海外で働いてみたいという思いを持っていました。しかし、語学が苦手な自分にとって、とてもハードルが高いようにも感じていました。

そこで短期間ではありますが、実際に海外で働く経験をすることで、自分の適性を見極め、今後の人生を見直したかったというのが、参加の理由になります。

具体的には、海外で働くためには、「どのようなスキルやマインドが必要なのか」「語学力はどれほど必要なのか」「そもそも海外で働くのは楽しいのか」をベトナムで確認したいと思っていました。

「コクヨベトナムにノートのプロモーション案を提案」

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最初にベトナムのホーチミン・ダナン・ホイアンの3都市で学生200名にアンケートを実施し、ノートの使い方やコクヨのノートの認知度調査を行いました。

集まったアンケートを分析し、ノートのインターネット販売や日本語学校でのノート販売といったようなアイデアを提案させて頂きました。

「やってみることの大切さ」と「自分の足りないものをいかにして補うかが重要」

学んだことが2つあります。
1つ目が「やってみることの大切さ」です。この研修に参加する前の2ヶ月ほど、私は日本で色々と仮説を立ててベトナムに向かいました。

しかし、現地で数人にアンケート調査をしたところ、自分の考えは間違っていることに気づき、その仮説はすぐに崩れ去りました。つまり、外国の人の感覚は、日本でどれだけ時間をかけて考えても分からないことが多くあります。だったら、日本で悩んでいるよりも、現地の人の声を拾うために「行動」した方が早い感じました。海外で働くことは、スピーディーに行動することが求められると感じました。

2つ目が、「自分の足りないものをいかにして補うかが重要」ということです。

ベトナムでは、日本にいる時以上に自分のできることの幅が狭くなると感じました。これは、言葉が通じず、文化も分からない点が多いため、当たり前のことだと思います。自分1人でカバーできる範囲には限界があるとも思いました。

そこで、「自分のできないことはできる人に頼ること」が重要だと思いました。ただし、頼るといっても、相手との信頼関係が無ければ助けてもらうことはできません。そのためにも、自分も相手に対してバリューを発揮し、お互いに助け合えるWIN-WINの関係を構築しておくことが海外で成果を上げるためには必要だと感じました。

「海外で働くことを選択肢の1つに加えておきたい」

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今回の研修で、海外で働くことは、とても楽しいものだと感じました。

しかし、今現在、私は海外でやりたいことが決まっていません。そこでまずは、日本の企業に就職し、1人のビジネスマンとして成長していきたいと思っています。それと並行して、海外に出る可能性があることも視野に、語学力やビジネスマインドも鍛えていきたいと考えています。もし、今後海外でやりたいことが見つかったら、私は迷わず海外で働くことを選択します。

これから参加する人へメッセージ

もし、このプログラムに少しでも興味があるのなら、参加することをおすすめします。

もしかしたら、海外で働くということに不安を感じてしまう人もいるかもしれません。自分には無理だと諦めてしまっている人もいるかもしれません。しかし、語学力に自信の無い私でも、ベトナム中を飛び回り、約200人にアンケート調査を実施することができました。企業にプロモーション案を提案し、ビジネス経験を積むことができました。最初は無理だと思っていても、やってみると意外とどうにかなるものです。

私はこのプログラムに参加し、自分の可能性を大きく拡げることができたと思っています。皆さんもぜひ、この武者修行プログラムにチャレンジして、成長のきっかけにしてほしいと思います。