【自分の人生観が180°変わった 2週間のビジネス体験】
- 下川優梨香
- 西南学院大学
- 2020夏オンライン2ターム
私がプログラムに参加した理由
私が武者修行に参加したいと思ったきっかけは3つあります。一つ目は海外でのビジネスを経験してみたいという好奇心でした。二つ目はチームで何かを成し遂げるという経験をしたいという思いです。なぜなら自己分析をしている中で個人で達成してきたものの方が多く、チームとして動くということをあまりやってきていないことに気付いたからです。
最後に武者修行を通して「自信を持ちたい」という思いがありました。私は今まで様々なことを行い、それなりの結果を出してきました。しかし、周りの人からはすごいと思われることであっても、自分にとっては誇らしいこととは思っていませんでした。そのため、何か新しいことを経験することで自分に対して自信をつけたいと思いました。
自分を変える決心がついた
結果として、私は武者修行に参加して良かったと心から思えました。最初の方はチームのメンバーが抜けたり、なかなか議論に参加してくれなかったりと様々な困難がありました。正直、その時は二週間このチームでやっていけるのだろうかという不安が漠然としてありました。しかし、チーム面談を通して自分が不安に思っていたこと、相手が私に対して思っていたことを話し合うことで、面談前よりもチームの中でより素直に意見が言えるようになったと感じました。
また、自分の中で大きな出来事は自分の心の内を知れたことです。このプログラムに参加している間、私はファシリテーターの方と自分のことを話して行く中で、自分の中の課題が浮かび上がってきました。それは他人に対して、感情を素直に出せないということでした。そこで原因を探るうちに自分の家族構成がとても影響していたことに気づけました。ファシリテーターの方から一度親に対して、自分の思いを話すのはどうかと提案されました。私は親密な関係の人と少し真面目な話をするのが苦手なこともあり、親と話すと決めてからもなかなか踏み出せないでいました。しかし、ここで行動しなければ、一生自分の感じていたことなどを親には話せないと思い、親と話し合う決心ができました。そして、親が感じていたことを知ることや自分の思いを話すことを通して、自分のなかで無意識に存在していた心の中の枷が無くなったような気がしました。さらに、今まで自己肯定感が低かったのですが、親との話し合いやそのことをタームのメンバーに話すことで以前よりも自分のことが好きになれました。
武者修行後に自分の変態を実感
武者修行が終わってから、私はいくつかのコミュニティに参加しました。そこではチームで動く場合自分から主体的に話しかけるようにしています。また、いかに自分を相手にさらけ出せるかということもしています。これらを行うことで、他のメンバーも少しずつですが、自分自身を曝け出してくれ始め、チームの雰囲気が会うたびによくなってきています。
また、個人では1日をどれだけ満足に過ごせるかということを毎回考えながら生活するようになりました。様々な人の意見を聞いたり、今まであまり読んでこなかった本を読んだりすることで、少しずつ毎日の生活も楽しくなりました。チームに関すること、個人に関することどちらも武者修行に参加していなかったら、意識せずに過ごしていたと思います。このプログラムでの経験は私の中で貴重なこととなりました。