ベトナムにおける企業研修事例:JMAC (日本能率協会コンサルティング)様 | 武者修行プログラム™

ベトナムにおける企業研修事例:JMAC (日本能率協会コンサルティング)様

JMAC ( 日本能率協会コンサルティング ) 様の新入社員海外研修を弊社の企業研修プログラムで行いました。
実際の店舗を使用した研修を外部委託した経緯と実際に受講してみた感想についてお伺いしました。

 

 

■ JMAC様 会社概要

1942年社団法人日本能率協会(JMA)の設立に始まり、現在JMAグループは9つの法人・2000名強の社員がそれぞれの領域で企業・団体の経営改革や産業界の発展のための事業を行っています。
JMAグループの中核を担う株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、日本初の本格的経営コンサルティングファームとして日本企業の躍進を支えてきました。
現在JMACは60以上の国と地域の企業・団体に対して、年間約1500件ものコンサルティング・サービスを提供しています。
今後、ICT/IoTやAIの進展により、企業経営を取り巻く環境はめまぐるしく変化します。
新しい時代に新しいコンサルティング・サービスを開発し、共に新しい価値を創造していく、ひたむきで成長意欲のある人材を私たちJMACは求めています。

 

■ 外部に新人研修を委託しようと思った背景を教えて下さい。

従来からJMACでは新人研修を1年掛けて内部で行っています。その中で短期間で海外でのビジネス感覚を養うことができるプログラムを導入したいと考えたことがきっかけです。
2018年度は、JMACの海外法人に新人を送り、現地で研修を行いましたが、海外法人に新人育成のプログラムがあるわけではなく、現地法人の負担も大きいという点がネックとなりました。

そこで、「若いうちに海外でのビジネスを肌で感じる」というテーマに合った研修プログラムが外部にないかと探していたところ、この研修を知りました。
短期間で効率的に海外でのビジネスを経験させることは、自前ではなかなか難しいため、プロが作った研修でありかつ実績もあるプログラムを活用することが良いという判断をしたわけです。

Yさん

 

■ 外部研修を導入する際に、重視していたポイントはありますか?

座学によるインプットよりもアウトプットを重視しそこから学び、自分の自信にするという点を重視しました。

「話を聞くだけ」では受け身になってしまい、身についたという実感や役立ったという手応えがなかなか得られないものです。
コンサルタントに学びは必要不可欠ですが、我々は実務者であり実態を変革することが役割です。従って、インプットの何倍もアウトプットすべきですし、アウトプットから学ぶことが本来の姿だと考えるのです。

 

また国内でのコンサルティング経験はこれから沢山積むことになりますが、海外での経験はなかなか得がたい面があります。このプログラムに参加することで、少なくとも「海外は日本と違うのだ」ということを素直に理解して欲しいという面もあります。
この点では「経験した」ということが単純に大事な資産になります。理屈、常識として「海外と日本は違う」と思うことと、実体験として「こんな点が」「こんなに」違うということを知ること。このゼロとイチの差は極めて大きいのです。

 

■ 旅武者を選んだ理由

企画から実行して結果を出すまでを短期間でできるという点が魅力的でした。
ベトナムという場所で、「商品づくり」や「サービスづくり」をやりきるという体験は国内ではなかなか得ることができません。何も準備もお膳立てもされていない中で自分たちでチャンスを切り開く経験や、やりきる経験が得られる研修だと思ったからです。

 

■ 「海外ビジネス武者修行プログラム®」を知ったきっかけ

実は私の娘が大学2年のときに、「海外ビジネス武者修行プログラム® ( 大学生向けプログラム : 以下、武者修行® )」に参加したいと伝えてきたことがきっかけです。
もともと何事も前向きに考えるタイプの娘でしたが、実際に参加してみたことで「海外で活動する難しさ」を実感したことと、その中で結果はともかく「やり遂げた」ということが大きな自信になったようです。海外と日本の違いの他にも共に参加した仲間達との活動の難しさ、その中で各自がリーダーシップを発揮して前に進んだことなどが本人にとっては糧になったようです。
変化の内容や度合いは参加者それぞれだと思いますが、少なくとも1ヶ月弱でここまでの気付きが得られる体験はなかなかないと感じ、武者修行®に関心を持ちました。

 

■ 「武者修行®」に同行した感想をお聞かせください。

Nさん
参加者は、悩みながらも自分の強みと弱みなどの特性を理解し、日々自分で考えて行動しているようにみえました。自分の特性に気づいて自分の強みを出していたり、まだ悩み途中でもどう解決すべきか葛藤しながら取り組んでいたりと参加者は多くのことを持ち帰ってくれていると思いました。今後の仕事にぜひ活かして欲しいと思っています。

 

Eさん
今回、欧米人向けに商品やサービスを立案し開発するプロセスの中で、実際にお客様の声を集め、ニーズを汲み取り商品を企画すること、それを店舗のオーナーに提案するところまで実践しました。机上だけではなく、現場で実践することの重要性を実感できる良い機会だったと思っています。

 

Mさん

普段、若手社員は先輩の指示や計画に沿って仕事を進めているのですが、この研修ではスモールビジネスの中で自分が責任をもって企画から実行、結果を出すところまで経験できていた点が良かったと思います。
研修を経験したことで、プロジェクトを俯瞰して発言する人が出てきたりなど発言や様子が変わったと感じています。
ベトナムでリアルビジネスをやってみて、ビジネスマンとして一歩前に進めていると感じます。

コンサルティングの現場で、やり方を提案することはあっても、実際に商品・サービスをテストマーケティングしたり、商品開発を行う機会は多くありません。
研修での体験から理想論ではなく現場の実情を考慮した上での提案をできるようになるのではないかと思いました。

 

■ 今後の人財育成における展望をお聞かせください。

JMACは「人間の信頼性、技術の信頼性、成果の信頼性」を綱領としています。技術と成果はもちろんですが、特に若手の段階ではコンサルタントの人間としての質の向上を求めたいと思っています。
・与えられたフィールド環境の中で前向きにどんな目的であれ結果を出す力
・チームで局面を切り開いてやり抜くことができる力
を高めていきたいと思っています。

AIの台頭がめざましいなかで、「人だからこそできること」をどれだけ研ぎ澄ましていくか。そのために、受け身ではなく自分のために学ぶという姿勢の人材を育成し、最大限活かすことが常に大事な点なのです。