地方出身であることを不安に感じていた、私が気づいたこと | 武者修行プログラム™

地方出身であることを不安に感じていた、私が気づいたこと

  • 上原優海
  • 宇都宮大学
  • 2017春

 参加動機-地方出身の言い訳-

 群馬県で育ち、現在栃木県の大学に通う私は地方出身です。そんな私が痛感することは、地方は都市部と比べて情報量、チャンス、学生のモチベーションに大きな差があるということです。しかし、武者修行プログラムに参加して分かったことは、これらの差はただの言い訳であるということ。地方だからと言い訳をせずに自分から情報やチャンスを手に入れて、自分自身のモチベーションを上げていけばよいのです。

 武者修行を知ったきっかけは、偶然見たフェイスブックの広告です。海外に行くことは好きだし、春休みに何か大きなことにチャレンジしたいという気持ちがありました。また、3年生になる直前ということもあり、インターンシップの機会も少ない地方で、就活の前にビジネスというものを知りたいというのも参加動機の1つです。しかし、1番の参加の決め手となったのは「君の変態を支援」という言葉大学生になり何かチャレンジしたいと思っても何もできなかった自分、授業・サークル・バイトというありきたりな生活をする自分、自信を持てない自分を変えるヒントを得られるのではないかと直観的に感じました。結果としては、自分が望む以上のことを得ることができました。間違いなく人生のターニングポイントになったと思います。

15日間の武者修行プログラムで気づいたこと

 15日間の学びの1つであるのが「言い訳をしないこと」。これは、弱い自分を変えるために必要なことでした。心の中では積極的になりたいと思っていても、いざとなるとどうしても「自分はそういう性格ではない」「苦手なことだから逃げたい」という気持ちが強くなりました。今までは嫌なことから逃げても何とかなってしまいましたが、武者修行ではそうはいきません。チームメイトが必死に通りすがりの外国人にアンケートを取ったり、客引きをしたりしている姿。武者修行が始まったばかりの頃は、おとなしい性格だと思っていた人が朝礼、終礼で毎回発言するようになった姿。いつもみんなをまとめてくれる人が、実は人前に立つのが苦手と話してくれたこと。そんなみんなの姿を見て、自分の性格や苦手なことを理由にして前に進めない自分に腹が立ちました。その時に強く感じたことが、「今までできない理由にしていたことはただの言い訳。言い訳をしないで向き合うことは成長につながる。」ということ。この気づきは様々な場面で使えると感じます。

地方だからって言い訳しないで

 地方からの参加ということで1番不安に思ったことは、「都市部のモチベーションも高く学歴もある人たちの中で自分がついていけるのか」ということです。しかし、参加して分かったことは、みんなそれぞれ悩みや弱点を持っているということ。そして、武者修行では自分と同じように悩みと向き合い必死になっているということ。なので、地方だからと否定的な考えは違うと思います。また、私と同じように今の自分を変えたいと思っている人は多くいると思います。武者修行はその気持ちを実行できる場所です。そしてそれを経験すると、武者修行だけではなく日本に帰っても、都市部ではなく地方でも、変態できる自分になることができます。