医大生がなぜビジネスをするのか | 武者修行プログラム™

医大生がなぜビジネスをするのか

  • 森太一
  • 旭川医科大学
  • 2017夏

 社会に出てからの学び

 私がこの武者修行プログラムに参加したいと考えた理由は社会に出てからの学びの実践をしたかったからです。

 私が大学に入学して以降感じるのは、大学までとそれからの学びは全く異なるということです。大学入学までは、私は大学に入学するという分かりやすいゴールのあるレールをどのように効率良く走るのかという競争をしてきたのだと思います。

 一方で、大学以降の学びは、自分で行き先を決め、行き先まで自分でレールを敷き、そこを自分で走っていかなくてはならないと思います。つまり、自分はどういう人間になりたくて、それを実現するにはどうすれば良いのかを自分で掴まなくてはいけない。

 その自分の人生(人生のミッション)での目標を明確にすること、そしてそれを達成するための実力を身につけたくて、私はこのプログラムに参加しました

 

 プロの医師とプロのビジネスパーソンのマインドは同じ

 上記した自分の人生のミッションの明確化、とそれを達成するための実力以外にも、武者修行プログラムを経て学んだことがあります。

 一流の医師やビジネスパーソンと、二流の違いは何なのか。プロの医師、良い医師になりたくて、一流と二流の違いを考えてきました。そして今回武者修行で気付いたことが、プロのマインドを持つことの重要性です。

 ビジネスで言えば、いかに顧客の立場で考えることが出来るか、それがとても重要なことであることを学びました

 『自分の想定している顧客の求めていることと、実際のニーズにはかなり差がある。さらに、製品やサービスの質に本当に満足して良いのか、改善を考えないのは自分が疲れたからで、顧客目線に立ってないからじゃないのか。』

 そう自分に問うことによって、作り出す製品、サービスの質が上がっていきました。もし目線が自分であれば、改善を諦めていた。それを進化させて、顧客の目線に立つことでさらなる向上が見られた。顧客の視点をもつことこそが、自分の作り出すものの質を高めて、利他的に結局自分の成長にもつながるということを学びました。

 そして、これは医療従事者にとってもきっと同じで、いかに患者のことを考えられるのか、それが一流の医師、より良い医師への道なのだろう

 このことは、よく人に言われることだし、頭で分かっている人は多いと思う。しかし、人のためになることをよく考えて、それを実行した時に自分に残る何かを実感出来ている人は多いだろうか。この実感を体験して、初めてこのマインドの重要性を知り、実践出来るようになるんじゃないだろうか。

 

参加を迷っているあなたに

 私のまわりには武者修行に参加したことのある人はおろか、知っている人さえいませんでした。そんな中で思い切って一歩を踏み出せて良かったと思っています。

 最初は当然迷いました。しかし、参加した後のなりたい自分と、参加しなかった後の変わらなかった自分を比べた時に、後悔しない選択をしようと参加することに決めました。確かに海外ビジネス武者修行プログラムに参加したからといって、それだけで何かが変わるわけではないと思います。しかし、このプログラムには、自分を変えたい、成長したい、起業をしたい、社会を良くしたいという熱い思いを持った仲間と、それを全力で支えてくれるファシリテーターがいます。そのため、自分が得たい、やりたいと思ったことを実行できる環境がそろっていますこのチャンスを活かすか否かはあなた次第です。この環境で思いっきり自分を変えたい、成長させたい、熱い経験をしたいと思うあなたは、思い切って参加してみてはいかがでしょうか。