他者とのかかわり方を大きく変えた2週間 | 武者修行プログラム™

他者とのかかわり方を大きく変えた2週間

  • 東村俊一郎
  • 南山大学
  • 2016年夏

 参加を決めた理由

私が武者修行プログラムへの参加を決めた理由は2つあります。
1つ目はビジネスの本質を知りたかったからです。翌年から社会に出て働く、つまりビジネスをするのにもかかわらず、そのビジネスのことについては何も知らない現状に不安を覚えていました。そのため、このプログラムを通してビジネスを知り、その不安を少しでも払拭したいと思いました。

2つ目は,チームで目標を達成することを実感したかったからです。個人行動が多かった私はチームで大きなことを成し遂げた経験が少なく、チームでの行動の仕方が良くわかっていませんでした。そのため、グループで動く、組織の中で動くことについて学びたいと思いました。

 他者とのかかわり方を大きく変えた2週間

この2週間は自分にとって非常に濃く、忘れることのないものとなりました。

プログラムを通し、自身が成長したと思うことは2つあります。

1つ目は、「自分の心」と「相手の心」をぶつけることの大切さを気付いたことです。

今までの自分を深く振り返ってみると、相手が喜んでくれるような会話だけをする表面的で、取り繕った人間関係を築いている場合が多かったです。そのため、自分の意見を持っていないことが多く、また、相手に歩調を合わせているためとても疲れ、人間関係を煩わしいものと考えることさえもありました。

しかし、それでは自身の力を最大限に発揮できない上に肝心な場面で相手から見ると何を考えているかわからないとみなされ、真の信頼関係が築けないということが、このプログラムを通して実感しました。それがみんなとの関係構築の障壁となっていることに気付いた後は、自分から積極的に行動、発言するようにしました。

その結果、前よりも仕事に情熱を注ぐことができ、さらにチームのことを大切に思えるようになりました。

最終的には、チームメイトとの関係をかけがえのないものだと感じるようになりました。今後は、相手の気持ちを汲むだけではなく、自分の意見を織り交ぜていき、もっと頼られる存在になっていきたいです。

2つ目は、他者の為に頑張ることができるようになったことです。

今までの自分が本気を出すときの殆どが、自己実現のため、自己満足のためといった、目標が自己に向いているときばかりでした。一方で、他人との共同作業の際には、甘えや苦手意識からあまり力を入れず、本気で取り組むことが少なかったです。しかし、プログラム中に、メンバーと本音で議論し、互いに理解することで、お互いが打ち解け合い、このチームメンバーで最高のパフォーマンスをするために、全力で駆け抜けようと心から思うことができました。

チームメンバーに喜んでもらいたいと、苦手な仕事にも力を抜かず、必死で頑張ることができました。その結果、いつもの自分以上の力を発揮でき、また誰かのために頑張ることが自身に与える充実感の大きさに気づくことができました。そしてこの経験を通して、チームで動くことの本質を学ぶことができました。

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人との繋がりをより大事にしようと思えた2週間

この2週間でかかわったすべての人に心の底から感謝したいです。みんなの支えや出会いが無かったら、この2週間は平凡でつまらない、いつもの2週間となっていたはずです。そして、人との心からの繋がりや相手の喜ぶ姿を願い,それの実現のために、全力で自分の能力を使うことが、ビジネスの本質であると感じ取ることができました。

最後に、「ビジネスとは何か」「本当の意味でチームで動くという意味は何か」ということを実践的に、主体的に学び取りたいと思っている人にとってはこのプログラムへの参加はとても価値のあるものとなることを保証します。

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