進振り前に将来を考えるチャンス
- 内藤勇耶
- 東京大学
- 2015年春

あっという間に終わった1年生。進振りが迫る
東大は2年生の夏に、進振りという制度があり自分の行く学部がそこで決まります。学部が決まるということはすなわち将来の道が決まるという事で、真剣に悩まなくては行けません。
けれども、1年生の時は11月の駒場祭のために実行委員として準備をし、1年の夏休みはあっという間に終わり自分の事を考える時間を持っていませんでした。
学園祭が終わってから、「今まで何やっていたんだろう…」とふと思ってしまいました。
高校でやっていたから大学でもなんとなく続ける、そんな程度の気持ちでやっていた実行委員にこんなに時間を取られていいのか、と思ってしまったんです。
そんな時、大学の授業で、春に中国と韓国に一週間ずつ行きました。
やはり日本の中だけでは学べない事があるなと実感し、海外に興味が向き始め、同時に将来について真剣に考え始めるようになりました。
2年生は、自分のやりたいことをやれるラストチャンス
ゼミのOBOGの先輩の中には省庁に勤めている方や外資コンサルの方などがいました。
中国と韓国での経験から、日本という機関を俯瞰して見られるような、国際的な場所で働きたいと思っていたので、民間企業もありだなーと思いインターンを考えるようになりました。
外資コンサルって、3年の夏にはもうインターンに行かないと、選考にすら参加出来ないんですよね(笑)。それで、3年の夏は忙しいじゃん!と思い、2年のうちに思いっきりやりたいことをしておこうと思いました。
特に日本の中だけでは学べないようなことを学びたいと思い、2週間海外でビジネスをすることに惹かれ、武者修行プログラムに参加しました。
ベトナムでの新商品開発。チームではいざこざも
ベトナムでは飲食店での新商品開発をやりました。
お店が15時から19時までビールしか出していない、ということだったので、ビールに合う手巻き寿司型のスナックを開発して実際に販売しました。最初はデザートを出そうとしていたのですが、12日間のプログラム中6日目にしてデザートを廃案にし、スナックに変更したという…チームで揉めたし大変でした。
チーム内でお互いに勝とうという心が働いて対立したこともあったし、自分含めてチームそれぞれの我が強くて、まとまるのが難しかったです。
夏休みを、視野を広げるために活用してほしい
現地の人とも交流したし、ベトナムでの生活は充実していました。
でも、もっと早くこういう風に視野を広げていれば、今頃もっと色んなチャンスを手に入れられていたんじゃないかと思います。
だから、今1年の皆さんは、せっかくの夏休みを有効活用してほしいと強く思います。今楽しんでいるサークルだけじゃなくて、広い視野を持って、自分の将来につながりそうなことにアンテナを張り巡らせてほしいなって思います。