参加しようと思ったきっかけ

　私が武者修行プログラムに参加したきっかけは、自分自身に対して満足できる自分でありたい、そんな経験をしたい、そして自分の心の奥底までさらけ出せる仲間が欲しい、そんな仲間と切磋琢磨し合いたいと思ったことです。私は大学入学とともに地元を離れて一人暮らしを始めました。進学先では実家暮らしの友達が多く、大学生になってからも地元の友達と一緒にいられる人たちがとても羨ましかったです。

　高校時代までは良くも悪くも教室という閉鎖的な空間に閉じ込められていたせいか、時間が解決してくれ、なんでも悩みを相談できる友達ができました。しかし大学という開放的な場では、なんでも話せる友達という存在を作ることはとても難しく、”地元の友達” という帰る場所がないという寂しさが常にありました。

　また、私は大学１年生の１年間でなにかやり切ったという経験がなく、自分に対して頑張った、限界までやり切ったと満足することができませんでした。私は将来明確にこれをやりたいことが決まっていません。しかし、このままでは就活で話せることがない、やりたいことができたとしてもそれを叶えることができないという漠然とした不安が常にありました。

　その中で授業が一緒だった先輩が武者修行プログラムに参加した経験を教えてくれました。話をする彼女が自分の経験に自信を持って話していて、武者修行は大変さもあるが、彼女の人生にとても活きているのだと話を聞いただけでも分かりました。私も彼女のように自分の経験を堂々と人に話せるようになりたいと思うようになりました。

変態したこと

　私は自信に繋がる経験が欲しいと思い武者修行プログラムに参加しましたが、言語の異なる環境に飛び込んで言葉が通じないことの辛さを実感しました。言葉もバックグラウンドも全く違う人に対して、どのように話しかけて話を広げていけばいいかわからなかったこと、そしてアンケートなどのお願いを断られることの恐怖を感じていました。

　また、私のチームはビジネスプログラムや海外のボランティアに参加したり豊富なバイトの経験や知識を持っていたりする能力が高い人たちが集まるチームでした。そんなチームの中で自分の存在意義をどのように見出したらいいかをとても悩みました。しかし私を救ってくれたのもチームの仲間でした。「英語で話しかけられないなら、さっこ自身ができることをまずやっていこう、自分たちができなくてさっこができることがある。さっこもいて３人がいてこのチームなんだから」と励ましてくれました。

　私は自分のできていることに目を向けることを苦手としていましたが、仲間は発見してそれを言葉にしてくれました。それからはこのチームに貢献したいと思い、チームメイトの素敵なところや尊敬できるところを言語化して伝えることを意識するようになりました。最終的に自らお客さんに英語で話しかけ、自分たちの商品を買ってもらい、Instagramを交換したり写真を撮ったりすることができました。

　こんな経験ができたのは間違いなくチームの仲間のおかげです。挑戦を渋っていた私に、「いや、やってみようさっこならできるよ」と声をかけて私が出来ることを信じ抜いてくれていました。私よりも私のことを信じてくれる仲間。それは間違いなく武者修行だからできた仲間だと思います。

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自走式エンジンを詰んだ今

　私は今年の４月、大学２年生ですが新しいコミュニティに２つ入りました。

　１つはダンスのサークルです。武者修行に行く前から興味はあったのですが勇気が出ずに入ることを迷っていました。２年生で新しいコミュニティに入ることを躊躇っていましたが、武者修行での経験が私の背中を押してくれました。ここで挑戦しないであとからの日々をモヤモヤするよりもこの瞬間に頑張ろうと思えたのです。このコミュニティに飛び込んでからの日々は毎日得られることがあり、刺激もあって勇気を出して挑戦してよかったです。

　２つ目はボランティアのサークルです。ゴミ拾いをしたり子ども食堂でお手伝いをしたり、ここでしか出会うことができない人たちと出会うことができて、とてもいい経験になっています。

　武者に行く前は深い関係になることを諦めていた人たちとも、自己開示をして相手のことを信じ、もっともっと相手に興味を持つことで、私にとってとても大切な存在だと気づくことができました。私の周りは尊敬できる人たちで溢れていることに武者に行く前は気づくことができていませんでした。

　私は固定概念が強いため、こうでなければならないと頭の中で決めつけてしまう癖がありました。しかし武者生は、私の固定概念をいとも簡単に壊して新しい世界を見せてくれます。私にはもっと私が気づいていない良いところや出来ることがあると発見してくれます。彼らと関わり続けることで、私は私の自己成長へのモチベーションを高く持ち続けることができています。

武者修行を検討してる人に一言！

　武者修行プログラムは大学生にとって必須であると私は心から思います。確かにサークルに入り友達と遊び単位を取って卒業する大学生活もきっと楽しいです。しかしそれでは、自分に自信が持てないまま大学生活楽しかったで終わってしまう。

　私は大学１年生の時にせっかく大学に行かせてくれている両親に自信を持って話せることは何かと自問自答していました。武者に行ってからは武者の話、武者以降に自分が飛び込んだコミュニティの話、今自分が挑戦していること、様々な事を話したくてしょうがないです。

　もし今武者修行を検討してくれている人がいたら、多少迷っても参加の選択をすることで人生が変わると思います。私は武者修行に行ってない自分を怖いとすら思います。自分の考え方や自分との向き合い方、自分が怖いと思ったものに対して挑戦していく勇気。これらを得ることができなかった自分は、きっととてもつまらない人間でしょう。それぐらいこのプログラムでの経験は私の人生にとって重要なものです。

　そして武者で出会えた仲間はかけがえのない仲間で、この先もずっと関わり続けたい仲間です。武者修行という普段できない経験を一緒に乗り越えた仲間は、通常では築くことのできない関係です。

　大学での生活に何か疑問や不安を抱えている人はぜひ武者修行に参加してください。単位を取りに行くために学校に行って、今日１日でこれを学んだ！と言い切れない日々を送っている大学生は少なくないと思います。私もその１人でした。しかし武者に行ってからの毎日は視野が広がったおかげか前よりも生きやすくなり、生活に充実感を感じます。

　武者修行に参加することは絶対に絶対にプラスになります。他のインターンやプログラムでもプラスにはなると思いますが、武者修行のプラスは桁違いです。

　だからこそ私はあなたに武者修行に参加して欲しい。

　未来の自分が武者修行に参加した自分をきっと誉めてくれると思います。

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