やらない後悔よりやる後悔
- 井上瑞喜
- 東海大学
- 2022春
参加しようと思ったきっかけ
不本意な形で大学受験を終え、想像もしていなかったギャップの激しい大学生活に絶望していました。授業を受けてバイトしての繰り返し。そんな刺激のない毎日にたまたまInstagramで発見した刺激がもらえそうな投稿。それが武者修行プログラムでした。暗く色のない毎日を明るく色鮮やかに、刺激的にしたくて参加を決めました。
やらない後悔よりやる後悔、やった分だけ強くなることを知った。
私は、まとめ役やリーダーは人より多くやってきましたが、そこで自分の思いを伝えることは苦手でした。なぜ苦手なのかを考えることがなかったので、その課題を克服することもありませんでした。武者を終えた今思い返すと、考えることから逃げていたのだと思います。
武者修行中は、自分と向き合う中で「自分に自信がない」、「周りからどう見られるのかが怖い」だから、「発言することが苦手である」ことに気づきました。しかし、この2週間、ファシリテーターやタームのメンバーに支えられながら、まずは自分の意見を言うことから逃げずに取り組みました。
最初の方は、「言おう!」と決めていても、言えずにその場を終えてしまうことも多かったのですが、何度も自分と向き合い、その度に強くなれました。
そして、武者修行を終えた今は、自信を持って発言して人に想いを伝えられるようになりました。
地域のディレクターとして、学生と大人の橋渡しをするために。
武者修行を終えて、今自分が本気で取り組めること、熱意を持っていることに真っ直ぐ向き合えるようになりました。私が参加した地域は千葉県の館山市でした。「武者の2週間でできた地域の方とのつながり、そこから広がるコミュニティを大切にし、そんな人たちと学生をつなげ、館山をもっと知ってほしい」という気持ちから、現在は館山市を発信するSNSの運用、地域のイベントの運営など、館山のAD(アシスタントディレクター)として活動しています。今年の9月には、自身で館山でイベントを開催するなど、地域のディレクターを目指して頑張っています。
見切り発車は悪いことじゃない!
「調べてみるけど、実際にはやらないし参加しない。口コミを見て終わり。」という自分が踏み出した一歩がこの説明会でした。過去の自分と同じように、この文章を読んで終わりにしようとしている方がいるなら、最初の一歩を踏み出してみてほしいです。説明会に参加してみる、これだけでも見える世界が変わってくると思います。「とりあえず参加してみよう!」くらいの見切り発車が、時に自分を引っ張ってくれると私は信じています!
地方創生EP
「館山に行ったことがないし、今後も旅行でいく機会はないだろうからどうせなら館山に行ってみようか」という理由で館山タームに参加しました。そして、参加するときに初めて知った館山という地での武者修行を経て、館山を心から好きになりました。土地柄なのか外部の人間を寛容に受け入れてくれる地元の方々や、豊かな自然、綺麗な海に囲まれて過ごす2週間は、普段忙しなく過ぎる日常とは全く違う、心が浄化される2週間でした。
館山での武者のテーマは「食のまちづくり」でした。館山の美味しいブランド野菜やジビエ(猪)肉を使ったサービスの提供を考えていく中で、地元の農家さんや猪センターの方との繋がりができ、たくさんの協力を経て企画を提案しました。最終的に、企画が採用されたことで協力してくださった方々からも喜んでいただけました。今でもお世話になった方々との繋がりがあり、館山に行く際は毎回お世話になっています。