殻を破ることで新しい自分に出会えた | 武者修行プログラム™

殻を破ることで新しい自分に出会えた

  • 鈴木茉代
  • 立命館大学
  • 2021夏別府

参加前の自分

武者に参加する前は自分に対し否定的な人間でした。そんな自分が嫌で大学生活では成長できそうなことには自分からチャレンジしてきたものの、いつもどこか宙ぶらりんな感じがして、いつまでたっても自分に自信を持つことができませんでした。そんなとき知り合いに武者の話を聞いて【武者修行】という名前のインパクトに惹かれ説明会に申し込み、漠然と「ここなら変われる。」と思い参加を決めました。

 

自分に素直になれた

自分の意思や気持ちを伝えるのが苦手で、遠回しに伝えたり、気持ちを閉じ込めがちだった自分にとって、チームメンバーと本音でぶつかるのは大きなエネルギーと勇気が必要でした。自分の発言で嫌な思いをさせたり、チームの波風を立てるくらいなら何も言わない方がいいし、我慢することが優しさだと大きな勘違いをしていました。メンバーが真正面から向き合ってくれたことで、間違いに気づき、気持ちをちゃんと伝えることは我が儘ではなく、相手のためになるということを学ぶことができて本当に良かったです。自分は人に理解してもらわなくても辛くないし、平気だと思っていたけど、心の底では気持ちを聞いて欲しいと思っていたことに気づき、話を聞こうとしてくれる、わかろうとしてくれる人が周りにいることを知って自分の価値観が大きく変わりました。本気で向き合って受け入れてくれるメンバーがいて、背中を押してくれたからこそ素直になることができ、自分の気持ちに正直になることが純粋に楽しいと感じました。本音でぶつかり合うことは決して楽ではなかったけど、そのおかげでチームとしても企画としても、崩れては積み上げてを繰り返すことができ、結果として丈夫で強いものが出来上がり企画の採用につながりました。

繋がり

武者中はジェットコースターのように感情が揺さぶられ色々なことを感じました。その中で、ビジネスを作り上げる過程でも、タームやチームのメンバーとの関わり合いの中でも、地域の人との交流の中でも、様々な場面で共通して感じたのが「繋がり」です。企画を作る過程では厳しさを痛感しつつも別府の人の暖かさに触れ、実際に自分たちのサービスに魅力を感じ、お金を使ってもらえた瞬間にはビジネスは人と人との繋がりで成り立つことを強く感じ、この経験で今まで自分が抱いていたビジネスに対する価値観が大きく変わりました。チームのメンバーとの繋がりを感じたのはもちろんですが、ターム全体でも本来はライバルであるはずなのに情報交換やお互いの商品やサービスの宣伝をし合うなど、周りにベクトルが向いた行動が自然と起こり、強い絆を感じました。この仲間との繋がりは自分とって間違いなく大きな財産です。そして最後に別府の人たちが守り抜いてきた温泉文化に触れ、温泉が作り上げる人々の繋がりを肌で感じました。別府に対し心から素敵な場所だと感じ、この感情が温泉を盛り上げるというテーマの企画を作りあげる上で大きな原動力になりました。

 

最後に

今武者に行こうか迷っている人の心の中にはきっと人それぞれいろんな感情があると思います。自分もはじめは心の中でモヤモヤがありました。踏み出すのは怖いかもしれないけど、ぜひチャレンジして欲しいです。武者中にファシリテーターのあつしさんから教えてもらった【すべては混沌から想像される「暗闇を歩くこと」を逃げるな】という言葉があります。わたしはここの言葉に背中を押してもらえました。ぜひ自分の迷いから逃げず、未来を創造するために一歩を踏み出してみてください!