自信がなくても勇気は出せる
- 加藤好乃美
- 明治大学
- 2025春

参加しようと思ったきっかけ
私が武者修行プログラムと出会ったのは、高校3年生の夏でした。
当時の私は、将来就職活動をするつもりが全くありませんでした。というのも、父の会社を継がせてもらえると当然のように思い込んでいたからです。しかし、進路を考える時期に父にその考えを伝えると、「絶対に継がせない」ときっぱり言われました。今思えば、この出来事が、私が「自分でキャリアを築く」という意識を持つ大きな転機となったのだと思います。
「父に認めてもらえるようなスキルとは何か」「私は大学で何をすべきか」を模索していた時、Instagramの広告で武者修行の存在を知りました。投稿やPVに登場する学生たちの姿に心を惹かれる一方、英語で堂々とプレゼンをする姿に「私には無理だ」と感じ、大学に入学しても説明会への申込みすらしませんでした。入学後は、挑戦してみたかったアルバイト・サークル活動・長期インターンを一通り経験し、大学2年生の夏にはイギリスに留学しました。現地で出会った同じ大学の先輩から就職活動について話を聞くと、「私には就活で語れる経験が何もない」と強く実感しました。あと半年で本格的に始まる就活に向け、焦りと不安を抱えていた時、ふと以前出会った武者修行の存在を思い出しました。
参加して何もできずに終わってしまうのではないか、周囲の優秀な学生に圧倒されるのではないかという不安は拭えませんでしたが、自分を変えたいという思いが勝り、私は覚悟を持って武者修行への参加を決意しました。
変態したこと
武者修行を通じて、最も成長できたのは「自分に自信を持てるようになったこと」です。
私は普段、話し方や振る舞いから「自信がありそう」と見られることが多いのですが、実際には、自分の行動や考えに確信が持てず、不安を抱えながら動いていました。そんな私が変われたのは、意識の高い同世代の仲間たちと本気で議論を交わし、時には頼られる立場にもなり、そして最終的に売上No.1という結果をチームで掴み取ることができたからです。
この一連のプロセスを「やり切った」と胸を張って言える経験になったことで、自分の選択や努力が成果に繋がるという実感を持てるようになりました。その結果、初めて自分の考えや行動に自信を持てるようになり、「自分にもできる」という確かな自己肯定感を得ることができました。
自走式エンジンを詰んだ今
武者修行の経験は時間が経てば経つほど、本当に行ってよかったと心の底から思います。
就職活動に自信を持って挑めていることはもちろん、そもそも自分が将来何をしたいのかが明確になったり、高い熱量を持った仲間と出会えたりしたからです。特に武者修行で出会った仲間とはこの先一生付き合い続けて行くのであろうという確信があります。ひとつの目標に向かって全力で頑張ることを共有したことで、何かに挑戦したい時に誘ったり、壁にぶち当たった時に相談したり、など信頼できる仲間です。
「知らない土地で2週間ビジネスに向き合う」という経験は、この文字だけの経験ではありません。将来のこと、かけがえのない仲間、普通に大学生活を送っていては絶対に得られないものを得ることが出来ました。
武者修行を検討してる人に一言!
自分に自信がないあなたへ。
武者修行に少しでも興味を持てた時点で、実はもう“自信をつけるための第一ステージ”はクリアしています。ただし、本当に自信を手に入れるには、「参加する」という一歩を踏み出すことが必要です。
私は断言します。武者修行に参加すれば、必ず自信がつきます。これは、私自身の実体験に基づく確かな保証です。もちろん、不安や迷い、様々な「できない理由」が頭に浮かぶかもしれません。でも、それを言い訳にしてしまったら、自信は一生つきません。そして、自信のある人にしか見えない景色も、一生見えないままです。
私もかつて、参加を諦めた一人でした。
でも、当時の私に本当に足りなかったのは「自信」ではありません。足りなかったのは、「勇気」でした。現状に向き合う勇気。自分の殻を破る勇気。たった一歩、踏み出す勇気です。
自信がなくても、勇気は出せます。そしてこの一回の勇気が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるはずです。





