地方だからなんて関係ない。チャンスは自分で掴むもの。 | 武者修行プログラム™

地方だからなんて関係ない。チャンスは自分で掴むもの。

  • 大野花菜子
  • 愛媛大学
  • 2016夏

 

将来につながる経験がしたい

第一志望の大学に行けなかったわたしは、この大学生活をほかの人が体験できないような中身の濃いものにし、誰よりも頑張ると決めて入学しました。しかし何をすればいいのかわからず、とりあえずいろいろ探してみた結果、海外に行けるということもあり、別のインドネシアと関わるプログラムに参加しました。しかしそのプログラムを実際に経験してみて、楽しいものの、その経験がわたしの将来につながるものなのかどうか、わからなくなりました。しかも、当時のわたしは小さなころから大事に育てられた末っ子の性格がぬけず、一人では何もできない頼りのない人間で、それゆえでしょうか、とてもネガティブでした。このような状態で悩んでいるとき、同じインドネシアのプログラムに参加していた友達に、この武者修行プログラムを紹介してもらいました。東南アジアと関わる仕事に興味があり、なんとなくビジネスに興味をもっていたわたしは、とにかくビジネスがなにかを知りたいという思いと、変態できるかもしれないという期待で、武者修行に参加することにしました。

結論からいえば、武者修行プログラムに参加してビジネスにさらに興味を持ち、夢も見つけました。しかしそれ以上に、自分が『変態』したということ、また最高の仲間に出会えたということが一番の成果となりました。そんな武者修行プログラムとは。。。

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・このチームはいやだ→このチームでよかったと最後にみんなで自信を持って言えた。

わたしのチーム「おたまじゃくし」は3人チームで、決してリーダーのようにまとめる人もいなければ、英語がペラペラしゃべることができる人もいませんでした。(おたまじゃくしという名前の由来は、今はまだ何もできないおたまじゃくだけれども、カエルのように成長して外の世界に出ていけるようになりたい、という思いです。)そこで、全員がリーダーのように積極的に行動するというルールを決めましたが、最初のころわたしは、恥を捨てきれず、まったく積極的になれませんでした。そして、一人のチームメンバーに大きな重圧をかけてしまって、中間プレゼンでわたしたちのチームはめちゃくちゃに言われました。そしてその後、その一人のメンバーに泣きながら、「このチームはいやだ」と言われてしまいました。わたしは、言われて当然だとおもいました。わたしは、みんなで決めたルールを破り、チームメンバーに迷惑をかけていたのです。ビジネスを成功させるためには、チームビルディングが基本で一番重要なことだと学びました。わたしたちのチームはこの中間プレゼンが終わってから、それぞれ直してほしいところを言い合い、絶対に直すと泣きながら約束しました。ここから「おたまじゃくし」はぐんぐん成長していきました。わたしも意識していましたが、思いついたこと、疑問に思ったこと、なんでもチームメイトに話し、企画を進めていくために何が必要なのか、考え、行動するということを、それぞれが行うようになったのです。わたしは、そんなチームメイトをみて、「恥ずかしがっている場合じゃない、みんなに負けないぐらい動かなければ」と一人でもアンケート調査に向い、ベトナム人スタッフと積極的に英語でコミュニケーションをとりました。そうしていく内に、チームの雰囲気も良くなり、不思議と企画もうまく進んでいったのです。結果、数個あったわたしたちの企画はすべて採用されたのです!そのときの達成感と喜びは忘れられません。そして、わたしたちのチームは他のチームからも言われるような、一番仲の良いチームになったのです。最初はチームビルディングがうまくいかず、メンバーの一人にこんなチームはいやだと言わせてしまっていたチームのチームメンバーは、最終的に大切で大好きな仲間に変わりました。このチームでよかったと最後にみんなで自信を持って言えたとき、とてもうれしかったです。(少しはカエルに近づけたかな。笑)15007537_1705758743085537_1497799843_o

 

どうやったらよいか解決策を考える。とにかくやってみる。

先ほども述べたようにわたしは一人では何もできない甘えた性格でした。しかし、この武者修行プログラムに参加してから、一人で動くことを恐れず、とにかくやってみる、という癖がつきました。まず、愛媛からベトナムのダナン空港まで一人で行ったということが自信になったし、チームのため企画のために動き回ることで行動力が身に付きました。そして、プロのビジネスパーソンになるために、不平やどうしようもないことを言うのではなく、どうやったらよいか解決策を考えることも学びました。また、ネガティブなことが悩みだとファシリテーターさんに相談したとき、思考を変えるだけで運命も変わると、教えてもらってから、ポジティブなことを考えるようになりました。それから、将来の夢も見えてきて、そこに導いてくれたファシリテーターや仲間には、とても感謝しています。これからは、学校のプログラムで出会う人たちや武者修行プログラムで出会う人たちとの縁を大切にしたいとおもっています。愛媛という地方にいるからと言って、出会う人たちが少ないわけではありません。人脈は自分で作るのです。武者修行プログラムは、ビジネスの体験ができるだけでなく、自分の運命を変える人に出会い、なりたい自分に変態できるプログラムです。わたしは自信を持って勧めます。それは、このプログラムに作り手の愛が溢れているからです。最後に、オーナーの和也さんをはじめ、お世話になったファシリテーターさん、旅武者の方、ベトナム人スタッフのみなさん、親や友達、大好きな7タームのみんなに、心から、心から感謝しています。15045253_1705758769752201_60481216_o