失敗から学ぶビジネスの本質
- 我喜屋颯馬
- 明治大学
- 2024春
参加しようと思ったきっかけ
何かに挑戦することもなく、バイト先と大学を往復するだけのような生活を送っていた大学2年生の秋に、私は武者修行プログラムを見つけました。それまでの大学生活では、何かに挑戦したいと思いつつも、「今じゃなくてもいいだろ」「バイトとかもあって忙しいし、、」などと言い訳を並べて行動に移せないままでいました。また、大学では授業などで商学関連の内容を学習していましたが、その学びを活かす経験などはありませんでした。
しかし、大学2年生の半分を終えた当時、いい加減本気で何かに取り組みたい、本気にならざるを得ない厳しい環境に自分を置きたいと思い、説明会に申し込みました。説明会を終えて、知らない場所で、知らない人たちと、ビジネスというよく分からないものに全力で取り組むことができる、そしてサポートしてくれるプロのビジネスマンの方々がいることを知り、「大学での学びを活かして無双してやる!」くらいの意気込みで武者修行プログラムへの参加を決めました。
経験したこと・成長したこと
私が武者修行で学んだことは、ビジネスの本質は徹底した顧客主義だということです。
やる気に満ち溢れてプログラムに参加した私ですが、実際にプログラムが始まってみると上手くいったことがほとんどなかったように思います。これはなぜかというと、企画が顧客第一ではなく、自分のやりたいこと第一になっていたからでした。顧客主義という言葉やその意味は分かってはいましたが、そこに実感が伴っておらず、アンケートやインタビューで多くの方々の声を聴けば顧客主義を体現できると考えていました。しかし、顧客の本音を拾うことは難しく、知らず知らずのうちに自分たちのやりたいことや企画に繋がるように動いてしまうことが多々ありました。結果、企画の軸がブレブレなため、説得力を持たせられずに何度も企画内容が大きく変わってしまうことになりました。
こうした失敗をしたことで、ビジネスは顧客目線でスタートしなければならないと実感しました。そこで、顧客のニーズを掴むためにアンケートにおける明確なゴールを設定し、質問項目の内容や順序を見直したところ、企画が加速していきました。私にとって、この実感は大学の授業やアルバイトでの経験よりもずっと価値のあるものだったと思っています。
自走式エンジンを詰んだ今
武者修行プログラムを終えてからは、やりながら学ぶということができるようになりました。ビジネスは動き出す前に何もかも準備すればいいというわけではなく、やりながら見えてくる必要なこと・ものを準備することが企画を推し進め、磨き上げるエンジンになると理解したことで、分からないことでもとりあえず行動を起こして学ぶようになりました。
そこには沢山の失敗がありますが、この失敗こそが教科書で、単語や理論を覚えることよりも自分自身の糧になると思います。現在は、このようなメンタルで長期インターンや就職活動に臨み、分からないことだらけの状況下でもとりあえず行動していくことで多くの学びを得ています。
武者修行を検討してる人に一言!
ここまで読んでくださりありがとうございます。参加を迷う気持ちは非常に理解できます。しかし、一人で答えが出せないのなら誰かに相談するなり説明会に参加するなり、何かしら行動を起こさなければ何も起きませんし成長する機会は失われます。
考える時間も大事ですが、行動して見えるものや感じるものが必ずあります。まずは一歩、今の自分の不安や恐れを乗り越えてみませんか。