TFT加藤大吾(だいごさん) | 武者修行プログラム™

TFT加藤大吾(だいごさん)

今回は武者修行のチームビルディングファシリテーターである、加藤大吾(だいご)さんに武者修行に対する思いなどをインタビューしました!

武者修行を知ったきっかけは?

和也さん(武者修行創設者)とすぐるさん(武者修行TFT)との出会いかな。その当時は武者修行をこれから始めるぞっ!という段階だったんだけど、とにかく和也さんの学生に対するまっすぐなところに衝撃を受けたんだ。

それは武者修行プログラムにおいて学生のためになることなら何でもやってやるという姿勢。だから和也さんには学生のために好きなようにプログラムを進めていってほしいと常に言われててね。(笑)ふつうは会社側としてもある程度の縛りがあって結局100%好きなようにやるのは難しい。でもこの環境に関していえば自分自身の100%の力を学生に対して存分に発揮できるなと思ったんだ。

またプログラムに関しては、もともと教育に興味があったのと日本の教育において「学校では教えてくれないこと」っていっぱいあると前々から思ってたんだよね。例えば人の励まし方とかチームで力を発揮する方法とかさ。多分みんな教わらずに学生になりそして社会人になっていく。僕はとにかくそういうのを純粋に教えたかった。だから武者修行はそのフィールドにぴったりだと思って参加したんだ。

 

武者修行におけるTFT(チームビルディングファシリテーター)の役割とは何ですか?

役割はたくさんあるんだけど、、、

「メンテナンス」の役割を担っていると思うかな。武者修行内の各チーム、ましてや2週間のプログラム全体を崩壊させることなく保持させる機能。

毎回チームごとにパフォーマンスを高めたり、結果を求めるために奮闘すると思うんだけど、その中でチームがバラバラになって崩壊しかけちゃうんだよね。でもチームじゃないとこのプログラムで結果を残すのは難しい。だからTFTはそのチームが崩壊しないようそれらをメンテナンスして保持させるための役割だと思ってる。それは大きな意味でいうと2週間全力を注ぐプログラム全体にも当てはまること。FT同士の関係や全参加者の関係すべてを保持している。だから武者修行におけるメンテナンスの役割を担ってると思うんだ。

あと個人的には「参加者本来の姿を取り戻させる」ための役割ととらえているんだよね。これ、伝わるかな~(笑)多くの学生って自分を変化させるものだと思ってるんだけど、

僕からしたら本来の自分を取り戻すことなんだよね。みんな歳を重ねていくにつれて、受けてきた教育、人間関係、社会の仕組みなど様々な要素によって自分の本来の姿が歪んでしまってるんだ。だから僕はTFTとして参加者を本来の自分に戻す役割とも捉えてる。

 

大吾さん自身がTFTとして意識していることは?

毎回誠実であるということは意識しているね。特にコミュニケーションにおいて変なごまかしはせず、ちゃんと一人ひとりと対峙すること。

さらに最近の変化としては立体的に学生に対して関われるようになってる。

今まではチームが自分自身で学び解決するようにするファシリテーションスキルと目標達成において学生の背中を押すコーチングスキルをもとに学生に対峙していたんだけど、今は自分で診療所をやっているから「治療」という強みが新たに一つ加わったんだ。プログラム中に身体的、精神的な病がある場合でもそれを発見して根本治療ができるようになった。身体的、精神的な病がある場合プログラムに挑もうとしてもどこか本気になりきれないと思うんだけど、僕は今それ自体を治療できるスキルがあるから参加者の挑戦をサポートする幅がうんと広がっているんだよね。

参加者が主体になっているかに重きを置いていかに内発的な動機を元に自分の意思決定ができるかを意識して、そこに立体的にアプローチしてプログラムに挑んでいるかな。

 

リーダーシップやチームビルディングに関してどのように考えていますか?

まずこれからこの2つの力は必要だと思うね。

その中でリーダーシップに関しては、自分に対しベクトルを向け自分自身をいかにリードしていくかという観点が大切かな。まず自分の人生にリーダーシップがとれていないと他人に対してリーダーシップは発揮できないと思うんだ。

一般的にいわれているのは他者へのリーダーシップだけれど、

結局はまず自分の人生を自分らしく生きている人がリーダーとなりうるんだよね。

だから本当に大切なのは他人ベクトルというよりかは自分ベクトルで自分の人生を自分らしく生きる力なんだ。

武者修行では自走式エンジンをはじめとしてこれらを学べる要素がたくさん詰まっているから存分に活かしてほしいよね。

そしてチームビルディングに関しては他者とどのように関わり、ともに目標を達成するかという観点だと思う。この観点に関しては学校では教えられない。その代わりに学校では競争を教えるんだ。競争を教わると、他者を蹴落とすのがうまくなり、不幸の連鎖がおこる。だけどみんなが社会に出るなりするときに大切になるのが他者と協力し合って物事を成し遂げる力なんだよね。でも学校ではどのようにして一緒に協力してやるかを習わない。だからこそ武者修行では関係を構築する力を学び、学生のうちからチームで結果を残すことに挑戦ができるからその力がつくよね。

 

人材育成のプロからみた武者修行プログラムの意義とは?

意義としては公の教育では足りてない教育を足すことができると考えているかな。

人材育成に関しては目的が重要だと考えているんだ。

例えば学校教育だと国の体制維持のための教育、会社での教育だと会社組織に適応させるための教育。ここ武者修行では純粋になんのしがらみもない「人のための教育」ができる場所なんだよね。そして学ぶだけではなく、実践できる環境があるのは貴重だと考えてる。だからこそみんなが今までの学校教育では学ばなかった教育をすることができるという言う意味でとても意義のあるプログラムだと思うね。