深層にもぐる | 武者修行プログラム™

深層にもぐる

  • 羽立奎太
  • 北海道大学
  • 2016春3ターム

武者修行に挑戦したきっかけ

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漠然と「挑戦」と「新しさ」の要素を、このプログラムに強く感じたからです。

去年の6月にあった説明会の時にすごくおもしろそうだなと思ったんですが、2015年の夏タームはすでに予定があり断念しました。11月頃、机の周りを整理した時にその時の資料を見つけ、当時のインパクトがなお薄れていなかったため参加を決めました。

ちなみに僕は理系で、営業や経営の知識があるわけでもなく、おまけに人生初海外なので色々と不安なんですが大丈夫ですかと聞きました。大丈夫ですと言われました。実際、大丈夫でした(笑)。

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当初の目標とその達成について

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参加前に持っていた目標は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、アウトプット力(文章力、語彙力、視覚化などの表現力)を向上させること。

2つ目は、外国の実情が教科書や人に聞いた内容、自分の固定観念とどれほど違うのかを実際に感じ、そこで起きる現実の問題を乗り越える対応力を磨くことでした。

これらを達成できたかというと答えはノーです。というのも、これらの力には上限がないと感じたからです。しかし成長した実感はあり、もっとこの力を伸ばしたい。このような前向きなの気持ちを持ってプログラムを終えました。

アウトプット力について強く思ったことは、大事なのは伝えたいという意志と、それをためらわないことです。「寒くなってきたからついさっき頼んだメニューをこっちに変更したい。」この発言で本当に伝えるべきことは、「This cancel, I want this.」とメニューを指しながら言えば伝わります。文面だけ見れば図々しいですが、言葉尻以外の表情や仕草で申し訳なさやありがとうという気持ちもしっかり伝えられると思います。本当にそれを感じているであれば。教科書と現実のギャップについてはいい意味でそれを感じてショックを受け、以前よりまっさらな気持ちで目の前のものを見れるようになった気がします。

 

武者修行で得られたもの

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武者修行を通して得られたものの1つは、どんなことであれ今までより深く考えるようになったことです。1つのことに対して、より複数の方向からアプローチできたり、より問題提起をし、それの追及ができるようになるなど、深く突き詰める手段である“考える力”を、ビジネスを通して伸ばすことができました。

 

武者修行のもう1つの魅力的な点は、人間関係についても深い経験が得られることです。相手にしっかりと向き合う感覚を取り戻せるというほうが適当かもしれません。どうすれば相手との意見の食い違いをお互いに納得のいく形で昇華させられるか、どうすればより根底にある相手の考えに近づけるか、どうすれば自分というものをうまく伝えられるか、このようなことについて強く悩んだ記憶があります。そこから自分の考える“より良い人間関係”の構築について、今後ずっと役に立つようなヒントが得られたような気がします。

 

武者修行プログラムを終えて

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例えると学校を卒業したような感覚です。当然ずっと笑っていたわけではなく、せっかくの観光の日にものもらいが直撃したり、寝不足になったりひったくり現場を目撃したり。大げさに言うと、それら全部を超えて帰国しました。そんなことも含めてこの2週間を一言でまとめると「楽しかった」です。この意味の“楽しい”空間はいろんなところに転がっていると思いますが、武者修行プログラムは確実にその1つになると思います。ちなみにこの“楽しい”に近い意味で僕は“ロック”という言葉を使っています。捉え方次第で普段の生活の中にもロックなことはいっぱいあると思うんですが、意識しないと見失いがちだとも思います。みなさんは最近ロックな経験をしていますか?

 

今後何をがんばっていきたいか

 

プログラム中頑張らなくてはいけなかったことは、1つはビジネスであり、もう1つはそこにいる人と打ち解け、全力でぶつかれるようになることでした。その2週間が終わりこれまでの生活圏に戻ってくると、頑張りたいことややりたいことはたくさん出てきます。僕の場合は、院試勉強、卒論、ダンスの自主練、スノーボード、ドライブ、自転車旅などです。それぞれに対しプログラム中と同じ様に頭を働かせる必要があるほか、これらのやりたいことの順位付けや時間配分などマネジメント的な要素が重みを持ってくると考えます。オンオフや力の入れ方を考え、いろんなやりたいことをやれるように頑張りたいです。